とても厄介な歯石にさようなら…

投稿日:2016年8月9日|カテゴリ:院長コラム
歯石

そもそも、なぜみなさんは毎日歯を磨くのでしょう?その大きな目的が、プラーク(歯垢)を除去することにあります。プラークとは細菌の塊で、放っておいたら歯周病・口臭のみならず、内科系疾患との関連も指摘されている厄介な存在です。

◆歯石とは何でしょうか?

どんなに頑張っても完璧に歯磨きをし、プラークをゼロにすることは非常に難しいといえるでしょう。その残存したプラークが石灰化したものが歯石になります。

歯石が厄介なのは、自分自身で除去することは極めて難しいうえ、プラークは歯石を拠点にして増殖していきます。専門用語で恐縮ですが、歯石はプラーク・リテンション・ファクター(プラーク蓄積因子)のひとつであり、細菌の塊であるプラークが付着しやすくなることによって、周囲の組織に炎症を引き起こし、歯周病の発症・進行に関わってくるのです。

汚い例えで恐縮ですが、腸の中に何ヶ月も便が留まってしまったらどうなるでしょうか?健康に悪影響を及ぼすことは火を見るよりも明らかです。歯石を放置するということは、それと同じ意味を持ち、口の中ひいては体全体の健康に悪影響を及ぼすのです。

歯石

◆歯石は歯周病や口臭の原因になります!!

歯石はプラークが石灰化したものであり、周囲には新たな細菌が付着しています。それによって、歯周病の一つである歯肉炎を誘発するのです。歯肉炎を発症すると、歯茎に腫れや出血という症状が現れます。さらにこの症状が悪化すると、歯の周囲の骨が溶けて歯周炎になります。

また細菌の塊である歯石は、口臭の原因にもなっています。口臭で悩まされている人で、「歯磨き、歯間ブラシ、フロス、自分でできることはすべて行っているのに口臭が消えない」という訴えをよく聞きます。こういう場合、まずは歯石を除去することから始めなければ、せっかくの努力が無駄になってしまうのです。

つまり、歯石は口の中の健康を害する、細菌という悪の組織の秘密基地とでも称する存在ともいえるでしょう。

歯石

◆では歯石を除去してみましょう!

近年多用されているのが超音波スケーラーです。手用スケーラーの一部には歯肉を傷つけやすいものもありますし、時間もかかってしまいます。けれども超音波で歯石を粉砕・剥離させ、噴霧洗浄を行えば時間も短いですし、患者さんの負担も少なくなります。但しどの方法を利用しても、医療保険の範囲内で治療できますから、ぜひ気軽に歯石除去を行っていただければと思います。

歯石

 

※上記コラムに関するご質問・ご相談は、虎ノ門(神谷町)の歯科岡田歯科クリニックへご連絡下さい。