歯が白くてきれいな人の印象が良いものです。
ホワイトニングって、聞いたことあるけれど、どんなことをするのかよくわからないという方もいらっしゃると思います。
そこで、今回はホワイトニングについて解説します。
ホワイトニングについて
歯が黄ばんでくる原因は、歯に着色を生じさせやすい食べ物や飲み物、加齢です。したがって、誰でも年とともに歯が黄ばんできます。
そこで、ホワイトニングでは、専用の薬剤を使って歯を漂白することで、歯を白くきれいな状態にします。
歯を削ったり、被せたりすることなく、歯を白くするのです。
ですから、歯が削れてしまったり、薄くなってしまったりすることはありませんし、ホワイトニングの薬剤も、歯を痛めたりしません。
歯をそのままの状態で、漂白して白くするのがホワイトニングなのです。
ホワイトニングの料金
ホワイトニングは、保険診療の適応を受けていませんので、自費診療となります。歯科医院が独自にホワイトニングの料金を設定していますので、どれくらいの費用がかかるのかは、それぞれの歯科医院で相談して下さい。
ホワイトニングの方法
ホワイトニングといっても、仕方によって3つの方法があります。
◆ ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、その名前の通り自宅で行なうホワイトニングです。 歯科医院でマウスピース作ってもらい、そこにホワイトニングの薬剤を注入し、歯に装着することで歯を白くします。
◆オフィスホワイトニング
歯科医院で行なうホワイトニングです。
歯の表面をきれいに磨いた後、ホワイトニングの薬剤が歯ぐきなど歯以外の部分に流れ出さないように防ぐ処置を施します。
その上で、歯の表面に薬剤を塗布し、専用の光照射器を使って、歯を白くします。
オフィスホワイトニングでは専用の器械が必要なので、同じ方法を自宅で行なうことはできません。
◆ デュアルホワイトニング
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを組み合わせたホワイトニング法です。つまり、自宅でもマウスピースを使ってホワイトニングをするし、歯科医院でも専用の器械を使って歯を白くするのです。
このために、両者の利点を兼ね備えたホワイトニング法となっていますが、2種類を組み合わせるために、値段が高くなってしまいます。
それぞれのホワイトニングの特徴
紹介した3つのホワイトニングには、どのような違いがあるのでしょうか。
特徴の面から解説します。
◆ ホームホワイトニング
◎手軽
ホームホワイトニングは、自宅でご自身で行ないますので、ご自身のペースで手軽にできるのが利点です。
◎効果が長続きする
オフィスホワイトニングと比べて、ホワイトニングの効果が長続きします。
◎通院の手間がかからない
マウスピースの作成段階を除き、歯科医院に通院する必要がほとんどありません。仕事や学校などで忙しく、歯科医院に通院する時間がとれない人にも適した方法です。
◆オフィスホワイトニング
◎即効性がある
ホームホワイトニングと比べると、ホワイトニングの効果が早く出ますので、短い間に歯を白くしたい方に適しています。
◎歯科医師が診ている
オフィスホワイトニングは歯科医院で行ないますので、歯科医師の管理の元で受けることになります。
そのため安全性も高く、知覚過敏などの副作用が現れても、迅速に対応できます。
◆ デュアルホワイトニング
◎両者のいいとこ取り
ホームホワイトニングのように効果が長続きし、オフィスホワイトニングのように即効性が得られます。
◎忙しいときにもできる
仕事が急に忙しくなって、通院が難しくなっても、自宅でホワイトニングをすることができます。
知覚過敏が生じたら ・・・
ホワイトニングの代表的な副作用は、歯の知覚過敏です。
知覚過敏を起こすと冷たい食べ物や飲み物に歯が敏感になり、しみやすくなります。もし、知覚過敏と思う症状が現れたら、知覚過敏に効果のある歯みがき剤を使ってみる、ホームホワイトニングなら、ホワイトニングの間隔をあけてみるなどの対策をおすすめします。
もちろん、歯科医院で知覚過敏の薬を塗ってもらうのもいいでしょう。
まとめ
ホワイトニングは、専用の薬剤を使って歯を漂白して白くします。
方法によって、ホームホワイトニング・オフィスホワイトニング・デュアルホワイトニングの3種類に分けられます。それぞれに違った特徴があります。
ホワイトニングについて、歯科医師にしっかりと説明してもらい、ご自身にあった方法を選んで受けるようにして下さい。
※上記コラムに関するご質問・ご相談は、虎ノ門(神谷町)の歯科、岡田歯科クリニックへご連絡下さい。