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歯周病の原因にも!歯ぎしりによるトラブルと対策!

投稿日:2017年3月10日|カテゴリ:院長コラム
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歯ぎしりは、睡眠時間に起こることが多く、自分では気づきにくいこともあるかと思います。誰かが一緒に寝ていると、歯ぎしりをしていると指摘してもらえることもあるかもしれませんね。「自分は歯ぎしりをしているようだけど、取り立てて困ったことはないし…」と、それほど気にしていない方も多くいるかと思います。

しかし、歯ぎしりは、慢性化すると様々なトラブルを引き起こします。どのようなトラブルが起こるのかと、その対策もご紹介したいと思います。

歯ぎしり(ブラキシズム)の種類は色々

ひとくちに「歯ぎしり」と言っても、様々なタイプがあるのをご存じですか?大きく分けて3つの種類の歯ぎしりがあるので、説明します。

1.グラインディング

上下の歯を接触させたまま、ギリギリと左右前後に動かすもので、一般的に多く知られている歯ぎしりです。

2.タッピング

上下の歯を、食べ物を食べるときのように噛み合わせる動きをします。カチカチという音が特徴的です。

3.クレンチング

上下の歯をぐっと噛み締めることです。寝ている間だけでなく、何かに集中しているときや、スポーツの時などにも見られることがあります。

歯ぎしりによって起こり得るトラブル

1.顎関節症

耳の手前の部分に手を当てながら、口を開け閉めしてみてください。ボコボコと動く部分があるかと思います。この部分を顎関節と呼びます。歯ぎしりをすることによって、顎関節には大きな負荷がかかります。顎関節に負荷がかかり続け、炎症が起こると、口の開け閉めに痛みを伴ったり、大きく口を開けられなくなったり、食事の際に痛みを感じたりします。このような状態のことを顎関節症といいます。

2.歯周病

歯周病と聞くと、ブラッシング不足が原因と思われがちですが、実は歯ぎしりも歯周病の大きな要因になります。歯ぎしりの衝撃により、歯の根っこの周りに余計なスペースができてしまったり、歯の周りの歯槽骨という骨が破壊されたりして、歯が揺れてしまいます。

また、もともと歯周病を患っている場合、歯ぎしりをすることにより、歯を支えている歯周組織に炎症が起こり、歯周病が更に進行する場合があります。

3.知覚過敏

知覚過敏は、歯の表面のエナメル質が薄くなり、内部の象牙質が外部にさらされることにより、冷たいものや空気がしみる症状のことです。

一般的に、間違った歯ブラシのし過ぎなどが原因とされていますが、ひどい歯ぎしりを繰り返していると、歯と歯がぶつかる部分が削れてしまい、知覚過敏を引き起こすことがあります。

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歯ぎしりしてしまうときの対策は?

1.ストレスをためない

歯ぎしりの原因はストレスと言われています。眠っているときの無意識の歯ぎしりを避けるには、日常生活でストレスを上手く発散することが重要です。

また、眠っていないときでも、何かに集中していたり、ストレスを感じていたりすると、歯を噛み締めてしまう癖がある方もいます。「下顎安静位」と言って、人の顎の位置は、上下の歯と歯の間に僅かな隙間がある位置が一番安定しています。

起きているときは、できるだけ意識して、上下の歯を少し離すように心がけてみてください。

2.マウスピースを作る

うしても歯ぎしりが治らない場合、マウスピースを作ると良いでしょう。マウスピースを睡眠時に使用することにより、歯ぎしりの際の衝撃を緩和し、炎症を防いでくれます。

また、スポーツを行う習慣のある方も、マウスピースを使用すると歯を噛み締めたときの負荷を緩和し、パフォーマンスに影響することなく歯を守ることができます。

口腔外科があり、顎関節症を治療している歯科医院であれば、マウスピースを作製できる可能性が高いので、一度問い合わせてみてください。

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※上記コラムに関するご質問・ご相談は、虎ノ門(神谷町)の歯科岡田歯科クリニックへご連絡下さい。